ビルトインガレージは、建物と一体化したガレージのこと。限られた敷地でもガレージを設置できることが魅力で、注文住宅で人気の間取りのひとつです。特に広い土地を確保しにくい都市部に適しています。
また、ビルトインガレージは単に車を停めるだけでなく多目的スペースとしても活用できます。タイヤや車のメンテナンス用品はもちろん、スノーボードやゴルフバッグ、キャンプ道具などかさばりやすいアウトドア用品などを収納することが可能です。
白い外壁が目を引くシンプルな外観のビルトインガレージ付き住宅。ビルトインガレージは明るく、車の出し入れがしやすいよう設計されています。室内は自然素材の木目を活かしたデザインとなっていて、温かみを感じられます。

モダンスタイルで、シンプルイズベストな外観です。ビルトインガレージからの光がアクセントになっています。

ビルトインガレージの中もシンプルで、家のデザインと一体化していてスタイリッシュな外観を引き立てています。

玄関には、ビルトインガレージから出入りできるドアが付いています。温かみのある木目フローリングと白を基調とした壁や天井が特徴。
平屋の和風住宅。勾配天井にすることで、平屋でも吹き抜けを設けることができ、ビルトインガレージも高さがあります。国産無垢材が使用されていて、温かみの感じられる空間です。玄関、リビング、キッチンから行き来できます。

自然素材をふんだんに取り入れた日本家屋。窓が多く設置されていて、家全体が明るい印象です。

窓やドアが多く、開放感のあるビルトインガレージ。無垢材が使用されているため、木の香りが感じられる空間となっています。

ガレージ横にあるリビング。ガレージと繋がる大きな窓があるため、愛車を眺めながらくつろぐことが可能です。
ビルトインガレージとは、車を駐車するスペースを建物の一部に組み込んでシャッターやドアを設置したガレージのことです。インナーガレージとも呼ばれ、カーポートのような屋根付きの駐車スペースとは異なります。
主に1階部分に設けられ、室内とつながっている構造が特徴です。住宅と一体化しているため、シャッターを閉めれば防犯性が高くなります。外部からの侵入が難しく、車上荒らしや盗難などのリスクを軽減できるでしょう。
ビルトインガレージは、居住空間とガレージが近いので車からの移動が便利です。ガレージ内に室内とつなげる勝手口を付ければ、雨の日でも濡れずに室内に移動できます。子どもをチャイルドシートに乗せたり、ベビーカーを出し入れしやすいのも嬉しいポイントです。
また、車も雨風や紫外線から守ることができます。屋根付きの駐車スペースでも風や砂埃は入ってきてしまいますが、ビルトインガレージならその心配もありません。車の塗装やワイパーの劣化も抑えられるので、愛車の長持ちにもつながります。
荷物の積み下ろしもスムーズに行うことができます。キッチンやパントリーと直結するような間取りにすれば日常の動線が効率的になって、家事の負担軽減にもつながるでしょう。
ビルトインガレージの面積を広く取れば、その分1階の居住スペースが狭くなります。特に狭小地に家を建てる際はガレージと居住スペースのバランスを考えた間取りを検討しましょう。2階建てで十分な居住スペースを確保できない場合は、住居を3階建てにしてもいいかもしれません。
家の中に車があるので騒音が生活空間に響きやすいという点もデメリットです。特に車のエンジン音やシャッターの開閉音は響きやすく、車が出入りする時間によっては家族の睡眠を妨げてしまう可能性があります。
ガレージから寝室を遠ざけた間取りにしたり、壁に防音材を使用したりと工夫をしましょう。また、排気ガスがこもりやすいので窓や排気口、換気扇を設置するなどの対策が必要です。
ビルトインガレージをつくる際は、現在所有している車を基準とするのではなく、将来の買い替えのことも考えて計画しましょう。家族が増えて大きな車に乗り換えたり、台数が増えたりする可能性があります。後から拡張することは難しいため、最初から広いスペースを確保しておくことが大切です。
また、ビルトインガレージは密閉空間なので暗くなりがちです。車庫内に窓を設置し、十分な明るさの照明を取り付けるなどの対策をしましょう。
ビルトインガレージは、限られた敷地でもガレージを設置できる、乗り降りがしやすい、雨風や盗難から車を守れる、趣味や多目的に利用できるなどのメリットがあります。
一方、居住スペースが狭くなる、音が響きやすいなどのデメリットも。メリットとデメリットをよく知った上で、ビルトインガレージを取り入れるようにしましょう。
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