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縁側のある自然素材の家

目次

縁側の魅力

縁側(えんがわ)は、日本の伝統的な家屋に見られる建築様式のひとつで、室内と屋外を緩やかにつなぐ空間です。

春には庭の桜を眺めながらお茶を飲み、夏には風鈴の音を聞きながら夕涼みを楽しむ。秋には虫の音に耳を澄ませ、冬には差し込む日差しで暖をとる。こうした四季折々の風景を五感で感じることができるのは、縁側がある暮らしならではの贅沢です。

縁側のある自然素材の家を手掛ける工務店の施工事例

縁側デッキで囲まれた
旧宅素材を活かした二世帯住宅

二世帯住宅の建て替え事例。1階部分には邸宅をぐるりと囲んだ縁側デッキが設けられ、景観とマッチする木の支柱と漆喰仕上げの外壁が和モダンテイストで建てられています。室内は、旧宅の建具や大黒柱、欄間などを活かし、新しい素材と古い素材を組み合わせた空間づくりとなっており、自然素材とマッチした温もりを感じる住宅になっています。

ワンズライフホームの縁側のある家施工事例写真1
※画像引用元:ワンズライフホーム公式HP(https://oneslife-home.com/construction/3020/)

夜になると照明と建材の光と影のコントラストがおしゃれな雰囲気を一層引き立てています。

ワンズライフホームの縁側のある家施工事例写真2
※画像引用元:ワンズライフホーム公式HP(https://oneslife-home.com/construction/3020/)

手入れされた植栽は旧宅の時からのまま活かし、縁側に座って団らんする際にも緑が視界に入る涼しげな景観となっています。

ワンズライフホームの縁側のある家施工事例写真3
※画像引用元:ワンズライフホーム公式HP(https://oneslife-home.com/construction/3020/)

天井には意図的に節がある材を使用し、旧宅から引き継いだ大黒柱や建具とマッチ。自然素材を感じる玄関は、広々としてゆったりとした空間に。

施工会社情報

会社名 株式会社相川スリーエフ(ワンズライフホーム)
所在地 東京都世田谷区成城3-21-8
電話番号 03-6324-3733

リビングに隣接した
2つの庭を感じられる平屋

自然との調和を重視し、暮らしの中で自然の美しさや豊かさ、快適さを日々感じられる家を目指した設計の平屋住宅です。自然要素を住まいに取り込みながら、デザインと居心地の両立を図ったL字型の設計になっていて、採光と開放感の演出が絶妙なバランスで取り入れられています。

フリーダムアーキテクツの縁側のある家施工事例写真1
※画像引用元:フリーダムアーキテクツ公式HP(https://freedom.co.jp/architects/case649/)

南側は軒を深く設け、木漏れ日のような暖かな光を取り入れる設計。縁側に面した大開口窓が開放的な住まいとなっています。

フリーダムアーキテクツの縁側のある家施工事例写真2
※画像引用元:フリーダムアーキテクツ公式HP(https://freedom.co.jp/architects/case649/)

LDKは縁側とフラットにつながり、広がりある空間。配置次第で2つの庭それぞれの景色を同時に楽しむこともできる設計。

フリーダムアーキテクツの縁側のある家施工事例写真3
※画像引用元:フリーダムアーキテクツ公式HP(https://freedom.co.jp/architects/case649/)

外観はコンクリートと黒い壁を用いた重厚な印象で、グレートーンの外壁に木製のルーバーや庇(ひさし)をアクセントに用いています。

施工会社情報

会社名 FREEDOM株式会社(フリーダムアーキテクツ)
所在地 東京都中央区日本橋富沢町11-12 サンライズビル 8F
電話番号 03-5651-1791

そもそも縁側のある家とは?

縁側のある家は、木造平屋建てや和風二階建て住宅に多く見られ、縁側は柱や軒に守られた半屋外のような空間です。ガラス戸や障子、雨戸を開ければ自然の光や風が心地よく入り、庭との一体感を楽しむことができます。縁側の床は室内とほぼ同じ高さで、外との段差をなくすよう工夫されていることも多く、人が腰をかけて休んだり、季節を感じながら過ごすのに適した場所となっています。

現代風にアレンジされた「縁側風のウッドデッキ」や「インナーテラス」などの形で取り入れられるケースも増えています。

縁側のある家のメリット

縁側のある家の最大の魅力は、内と外をゆるやかにつなぐ空間がもたらす心地よさにあります。縁側に腰を下ろせば、庭の緑や風、光を身近に感じられ、室内にいながら自然との一体感を味わうことができます。四季の移ろいを肌で感じることができるため、春には花の香り、夏には風鈴の音、秋には紅葉、冬には柔らかな陽光とともに過ごす穏やかな時間が、暮らしに彩りを添えてくれます。

また、縁側は人との交流を自然に生む場でもあります。かつてはご近所さんがふらりと立ち寄って世間話をしたり、家族が一緒にくつろいだりと、人と人をつなぐ開かれた場所として機能していました。現代においても、来客を迎えたり、子どもが遊んだり、高齢の方が日向ぼっこを楽しんだりと、生活にゆとりや温もりをもたらす役割を果たしてくれます。

縁側のある家は、単なる懐かしさを感じさせるだけでなく、日々の生活に癒しや交流、季節の豊かさをもたらしてくれる、現代にこそ見直したい住空間なのです。

縁側のある家のデメリット

防犯面においては注意が必要です。縁側にはガラス戸や引き戸が使われることが多く、屋外からの視線や侵入のリスクを伴いやすいため、防犯対策を十分に施す必要があります。特に都市部や通行量の多い立地では、プライバシーの確保と安全性の両立が課題となる場合があります。

縁側は屋外に近い性質を持つため、雨風や湿気、気温の影響を受けやすく、メンテナンスの手間がかかる点も挙げられます。木材が使われている場合は特に、定期的な塗装や防腐処理が欠かせず、長く美しい状態を保つには一定の維持管理が求められます。加えて、虫やホコリが入り込みやすくなることもあり、掃除や防虫対策にも気を配らなければなりません。

縁側がもたらす「開放性」は、熱効率の観点から見ると暖房の効率が落ちやすくなるなど、省エネ性能の部分でマイナスになることもあります。縁側のある家は心地よさや風情を与えてくれる一方で、防犯性、維持管理、気密性といった点に配慮が必要です。

東京で縁側のある自然素材の家を建てるには

縁側のある家を建てる際は、デザイン・利便性・性能が綿密に計算された設計力のある工務店に依頼することが重要です。

縁側は外部とつながる開放的な空間である一方、通行人や隣家からの視線が気になったり、不審者の侵入経路になりかねない側面があります。そのため、縁側の位置や向きは慎重に設計する必要があります。

また、縁側があると空気の出入りが生まれやすく、冷暖房の効率が落ちる可能性があります。断熱性の高い建具や二重サッシを採用する、縁側と居室の間に間仕切りを設けるといった工夫で、熱の出入りを抑えながら快適性を維持するなど、設備と設計面で対策することで住みやすい縁側のある家が建てられます。

縁側には無垢材や木の風合い、軒の深さ、屋根との取り合いなど、日本の伝統建築ならではの要素が多く含まれます。そのため、和風建築の実績が豊富な工務店や、木の扱いに長けた職人が在籍しているかどうかは、大きな判断基準となります。

編集チームまとめ

縁側のある家づくりを成功させるためには、技術力だけでなく、提案力、柔軟性、そして人間的な信頼感を備えた工務店選びが鍵になります。住まいの価値を時間とともに深めていける、そんな家づくりを一緒に楽しめる相手を見つけることが大切です。

自然素材を使った
理想の家を建てたいなら

このメディアでは、東京都で自然素材の家を建てられる工務店・ハウスメーカーを紹介しています。どういった家を建てたいのかといったこだわりから選べるおすすめの3社を掲載しているので、ぜひ自分たちの理想のお家を建てる参考にしてください。

どんな自然素材の家を建てたい?
家族のこだわりを叶えられる
東京の住宅メーカー3選

新しく自然素材の家を建てるなら、省エネ基準に適合した暮らしやすい家が良いですよね。そこで、一定の住宅性能(ZEHレベル(※)・耐震等級3)を持ちつつ、自然素材を使った家を建てられる会社に着目。
一定の住宅性能を担保したうえで“もっとも優先したいこと”を形にでき、家族との健やかな暮らしを叶えるおすすめの工務店・ハウスメーカーを3社紹介します。

理想を叶える建築家と創る完全自由設計の家
ワンズライフホーム
木や石といった天然の素材をふんだんに使った奥行きのあるリビング引用元:ワンズライフホーム公式HP(https://oneslife-home.com/construction/19062/)
太陽の光がさす中庭を臨む吹き抜けの家引用元:ワンズライフホーム公式HP(https://oneslife-home.com/construction/16724/)
大胆に無垢材などの自然素材をあしらった1階引用元:ワンズライフホーム公式HP(https://oneslife-home.com/construction/16710/)
こんな家族におすすめ
  • 漠然とした理想を具体的なプランに形作りたい
  • 趣味やこだわりがあり、実現したい要望が明確にある
おすすめの理由
  • 打ち合わせに回数制限がなく0から設計でき、自分たちの求める間取りや造作を追求できる
  • 技術審査をクリアした職人が在籍しており、質にこだわったワンランク上の家を建てられる

公式HPから空間設計に
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省エネ性能にこだわった1年中快適に住める家
住友林業の家
天井のレッドシダーと床のオークを楽しめるリビング引用元:住友林業公式HP(https://sfc.jp/ie/style/detail/2804)
勾配した天井がより一層広さを感じさせるリビング引用元:住友林業公式HP(https://sfc.jp/ie/style/detail/4330)
シンクとコンロを2列に分けた作業しやすいキッチン引用元:住友林業公式HP(https://sfc.jp/ie/style/detail/4213)
こんな家族におすすめ
  • 寒暖差アレルギーなどに悩まされず快適に暮らしたい
  • 冷暖房をできるだけ使わずに夏は涼しく冬は暖かい家がほしい
おすすめの理由
  • 木材・断熱材・窓ガラスの3つで家全体を包むことで冷気を逃がさず熱を通さない
  • 寒冷地に求められる断熱性能付きで冷暖房を極力使わない快適な暮らしができる

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住友林業の家に
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内部の化学物質放出を抑えた健康的な家
天然住宅
家の中心に立つ大黒柱の丸太が印象的なリビング引用元:天然住宅公式HP(https://tennen.org/house_contents/24611)
壁一面を真っ白な木で囲んだ清潔感が漂うお部屋引用元:天然住宅公式HP(https://tennen.org/house_contents/14312)
在宅ワークでお部屋にいても自然素材を感じられるリビング引用元:天然住宅公式HP(https://tennen.org/house_contents/14311)
こんな家族におすすめ
  • 極力自然素材だけを使った家に住みたい
  • アレルギーのある家族やペットの健康や体調にまで配慮したい
おすすめの理由
  • 防カビ・防虫剤などの薬剤不使用の国産木材や揮発しないホウ酸を使ったシロアリ予防を施せる
  • 見えないところまでできる限り自然素材を使用しており、化学物質が放出する心配がほとんどない

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※このメディアでは、エアコンや床暖房などの電気使用量を抑えられる気密性と断熱性を兼ね備えた家を「ZEHレベル」の家と定義しています。

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規格住宅では難しい
自然素材の家の事例集