注文住宅の設計を考える際に重要なポイントのひとつが、収納スペースの確保です。オフシーズンの衣類やスポーツ用品、あるいは当面使用する予定のない家具など、大きなアイテムを収納するスペースがないと、家の中を片付けるのに苦労しそうです。
そのような状態が想定されるケースにおすすめなのが、収納スペースとしても利用できる小屋裏収納です。屋根下のスペースを使うため、平屋であっても設けることができます。小屋裏収納は「天井が低い部屋」ともいえる形状になっているので、例えば子どもの遊び場などとしても活用することが可能です。
使い勝手の良い小屋裏を設けた平屋のお家です。床には無垢杉をたっぷりと使用。明るい色味の木目の美しさが印象的です。心地よい自然素材を楽しめる、ゆったりとした住まい空間が広がります。

小屋裏にも無垢材が使用されています。18.7畳の広さがあり、2部屋に分かれています。ニーズに合わせてそれぞれ自由に使えます。

小屋裏収納へ続く階段です。はしごではなく、固定階段をチョイス。上下の移動を抑えたバリアフリーの空間になっています。

杉板張りの壁や天井、そして圧熱加工が施された無垢材の床。自然素材を追求した、快適な住まい空間を実現しています。木の香りも楽しめます。
都市部でありながら、限りあるスペースを有効活用して設計した注文住宅です。自然素材ならではの心地よさも、こちらの住まいの大きな魅力となっています。

ホワイトの天井・壁、そして美しい床の木目のコントラストが素敵な小屋裏収納。窓から光が差し込む明るい空間です。

小屋裏収納用の階段です。スケルトンデザインを採用しているため、開放感があります。安全性に配慮するため、手すりにメッシュを設置しています。

ゆったりとした雰囲気のLDKです。自然素材である無垢材のフローリングにより、温かみもプラスされています。
天井と、片流れ屋根・寄棟屋根・切妻屋根のような角度がついた屋根の間にある空間を活かし、設ける収納スペースのことです。「グルニエ」と呼ばれる場合もあります。
床から天井までが1.4m未満であること、そして広さが下階の半分以下であることなどが、建築基準法で定められています。そのため、小さな子どもであれば立って歩くことができますが、大人が部屋として使用するには、高さが充分であるとはいえません。なお、自治体により独自の規定が設けられている場合もあります。
小屋裏収納は、高さや面積の制限についての規則が守られていれば、延床面積に含まれません。そのため、小屋裏部分に対する固定資産税がかからないのです。クローゼットなどの収納スペースが延床面積に含まれるのに対し、同様の機能性を持つ小屋裏収納は除外されるという点は、注目すべきメリットだといえます。
雨漏りが発生していないかどうか、点検を手軽に行えるところも、メリットとして挙げられます。屋根裏の状態を近くから目視することが可能になるため、雨漏りなどのトラブルに気付きやすくなるのです。屋根の柱や梁が腐食していても、小屋裏収納が無いと、観察が困難になり発見が遅れがちになります。
直射日光の影響が強くなるため、特に暑さの厳しい夏場は、小屋裏収納の室温が上がりやすいです。断熱性を持たせるなどの工夫は可能ですが、限界があります。そのため、電子機器や溶けやすいゴム製品、性質変化のリスクがあるカーボン製品など、熱に弱い物を小屋裏収納に置いておくことはおすすめできません。
固定階段ではなく、はしごなどで上り下りする仕様の小屋裏収納の場合は特に、荷物の出し入れ作業の負担が大きくなります。そのため、何を収納するか、という点を事前によく考えておくことが大切です。あまり頻繁に出し入れする物は避けるようにしましょう。
小屋裏収納を設けるとなると、その分の建築コストが生じます。あまりに予算を圧迫するようであれば、コストを抑えるための工夫が必要です。たとえば、荷物の出し入れの際、壁紙はどうしても傷つきやすいです。そのため、はじめから簡素なデザインにしておくのも、一つの方法だといえます。
コンセントや照明の配置についても、事前に考えておくようにしましょう。例えば、収納する物や場所を決めておけば、コンセントを設置すべき位置なども決めやすくなります。
収納スペースとしてだけでなく、ニーズに合わせて活用できる小屋裏収納。高さや面積の規則を守れば、固定資産税が生じない点も魅力です。無垢材などの自然素材をたっぷり使用すれば、コンパクトながらも木の香りを楽しめる快適なスペースになります。
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